Ryutaro Yamada

「社会貢献と利益の両立」を目指し
事業をダイナミックに動かしていく面白さ

―山田さんのバックグラウンドと、キャンサースキャンとの出会いを教えてください。

新卒で損保系の生命保険会社に営業担当者として入社し、おもに保険代理店の生命保険販売支援や保険代理店の新規開拓に従事しました。その後、営業統括のポジションに就き、支社の営業目標達成に向けたマネジメントを行っていました。
自身のキャリアにおける次のステップを模索しているときに出会ったのが、代表取締役社長である福吉のインタビュー記事です。優秀なビジネスマンが、ソーシャルセクターで「社会貢献と利益の両立」を目指している姿に感銘を受けました。私もキャンサースキャンに飛び込んで、この「社会貢献と利益の両立」を自分の次のステップにしたいと強く思うようになり、入社を決意しました。

―キャンサースキャンでのキャリアの変遷を教えてください。

入社後はソーシャルマーケティング本部にフロントとして配属され、健康診断の受診率向上事業のプロジェクト運用や、政令指定都市における大規模効果検証の設計などをリードしてきました。現在はフロントのエリアリーダーとして、東日本エリアのプロジェクトをマネジメントしています。

―フロントというポジションのやりがいを教えてください。

キャンサースキャンが提供している、健康診断の受診率向上事業、生活習慣病の重症化予防事業、医療費分析事業などは、会社の掲げる「人と社会を健康に」というミッションを達成するためのサービスです。そしてフロントは、実際に自治体と対峙し、現状分析に基づく最適なマーケティングプランを策定・実行することで、会社のミッションを先頭に立って具現化していきます。
そのために、さまざまな部門のメンバーを巻き込み、事業を実行していくので、そこに一番やりがいを感じますし、責任感をもって携われるのではないかと思います。

難しいけれど、楽しい
フロントという仕事のすべて

―フロントとして業務に取り組むなかで感じる楽しさや喜びは何ですか?

お客さまが成果を感じる瞬間を目の当たりにできることです。具体的には、自身が策定したプランによって健康診断の受診率や医療機関受診者数の増加につながったときや、効果検証などを通じて、次に着手すべき課題が明らかになったときに大きな喜びを感じます。日ごろのコミュニケーションのなかで、お客さまを理解しようと心掛け、保健医療の知識を深めているところがあるので、その努力がかたちになった瞬間は本当に嬉しいですね。
また、既存サービスの強化や、新たなサービスにつながる種を探していくのも、フロントの重要な役割だと思っています。お客さまとの対話やデータから種を見つけ、サービスに昇華していく過程は楽しいですし、自分の手で生み出したサービスが日の目を見る瞬間は、何物にも代えがたいものがあります。
こうした裁量権の大きさも、フロントという仕事の魅力です。もちろん、本当に役に立つサービスとなるのか、実装したときにどれだけのインパクトを与えられるのかを考慮した上で進めていく必要がありますが、新たなサービスをリードする存在となることも、フロントならではの楽しさではないでしょうか。

―フロントとして仕事をする上で、難しいと感じることは何ですか?

おもなクライアントがいわゆる行政機関なので、国のお金を使って、国民のために行う事業に携わることになります。そのため、さまざまな要素を鑑みて事業を進める必要があります。そうした点で見るととても責任の重い仕事ですし、難しさも感じますね。

―どんな人がフロントに向いていると思いますか?

自分が経験したことない新しいことへのチャレンジをいとわず、楽しめる人が向いています。フロントは、お客さまとの接点のなかで新事業の種を発掘し、事業化につなげていくことで、会社に重要な変化を与えられるような存在でなければなりません。オーナーシップをもちながら、積極的に仕事に取り組める人に来てほしいです。
また、日本の保健医療業界の把握や、業界の現状に基づく仮説検証などの戦略的視点も重要であり、それも含めたインプット・アウトプット両面で新たなことに楽しんで取り組める人は、非常に向いていると思います。

―キャンサースキャンに入って、最も成長したと思うことは何ですか?

さまざまな部門のメンバーと連携して1つのプロジェクトを回していく力がついたことです。キャンサースキャンは、さまざまな分野のプロフェッショナルの集まりなので、そのメンバーの協力を仰いで、うまくプロジェクトに巻き込んでいくスキルやノウハウを確立できたことは、自分にとって一番の成長といえます。

―これからチャレンジしていきたいことはありますか?

キャンサースキャンの主力サービスである健康診断の受診率向上事業だけでなく、生活習慣病の重症化予防事業の分野でももっと効果を出していきたいと思っています。健康診断を受けたことで異常値に気づくことができても、治療につながっていない方や、一度治療をするも中断してしまっている方が多くいらっしゃいます。そういった方々を適切な医療につなげることも私たちが担う重要な役割だと考えています。キャンサースキャンのマーケティングの強みを生かしてヘルスインパクトを起こし、「人と社会を健康に」というミッションを、現実のものにしていきたいです。

柳澤 仁子データエンジニアリング本部 データアーキテクトチーム シニアエンジニア