Kanako Hayashi

お客さまと一緒にゴールまで
バトンをつなぎ、思いを届ける

―林さんのバックグラウンドと、キャンサースキャンとの出会いを教えてください。

大学を卒業後、新卒で陸上自衛隊に入隊しました。組織内の規律維持を担当する部隊で、おもに式典での要人警護、隊内での事件発生時の捜査といった警務の業務、および担当部隊の年間訓練の計画・調整から実施後の振り返りまでの運用を担当していました。
約6年間勤務しましたが、より裁量をもって自分の能力を高められる環境を求めて転職を考えるようになり、偶然転職サイトで見つけたのがキャンサースキャンでした。日本全体にインパクトを与える事業に関われることや、面接時にお会いした社員の人柄に魅力を感じ、入社を決めました。

―キャンサースキャンでのキャリアの変遷を教えてください。

入社後はまず、ソーシャルマーケティング本部の発送オペレーションの担当になりました。その後、カスタマーオペレーションチームの立ち上げに携わり、現在はオペレーションチームの現場リーダーとして働いています。他にも、オペレーションの改善、デジタル分野サービスのオペレーション構築、ステークホルダーとの調整など、さまざまな業務に取り組んでいます。 

―オペレーションという仕事のやりがいは何ですか?

事業実施が決まってから完了まで、常にお客さまのそばにいるのが私たちオペレーションです。お客さまである自治体の方々と連携し、はがきやSMSを使って健診の受診勧奨を行うのがおもな仕事なのですが、スケジュールを組んで進捗を管理し、実際の発送まで見届けられるのはやりがいもあり、達成感もあります。「住民の方から、健診のお問い合わせをたくさんいただくようになりました」といった喜びの声を聞くと、自分の仕事がお客さまの成果にもなり、最終的には住民の方々の健康にもつながっていることが実感できてとても嬉しいですね。こうしたお客さまの喜びの声を直接聞くことができるのは、このポジションの特権だと思います。

―オペレーションという立場だからこそ感じる、仕事の楽しさは何ですか?

お客さまと直接やりとりをしながら、年度当初に決めた事業内容を実現していくことが仕事の楽しさです。また、お客さまのほかにも、社内の他部署や印刷会社と連携して仕事を進めていくので、一対一ではなく一対多数で仕事を進められるのも面白いですね。オペレーションはミスなく実行できることが当然で、一つのミスが命取り、という緊張感の高い仕事ですが、多くの方々に協力してもらいながら、お客さまの要望をかたちにして、喜んでいただけたときに、「ああ、よかったな」と心から思います。

―仕事をしていて、難しいと感じることはありますか?

お客さまのご要望を全部叶えられるわけではない、というところが難しい点です。
本当はすべてのご要望を実現していければいいのですが、技術面やリソース面でご対応できない場合もあれば、効果的ではないと判断してお断りする場合もあります。
今はオペレーションチームも立ち上がりの時期で、経験の浅いメンバーの割合が高いため、まだチームとしての力量も未熟です。今後はチーム全体としてレベルを高めて、お客さまのご要望を叶えるためのケアを一つ一つ、丁寧にできるようにしていきたいと思っています。

―キャンサースキャンに入って成長したと感じることは何ですか?

私は、陸上自衛隊というある意味特殊な組織に所属していたので、入社当時は「一般企業で働く」ということがよく分かっていませんでした。そんな私が、社内外の関係者と連携を取り、コストにも意識を向けながら、さまざまなタスクを通じて成果を出していけるようになったので、大きく成長したと感じます。

―どんな人がオペレーションに向いていると思いますか?

多種多様な案件を、多くの方々と連携を取りながら進めていくので、マルチタスクで複数業務を同時に進めていくのが得意な人が向いています。また、お客さまとのコミュニケーションを取るのが好きな人や、現状に満足せず、試行錯誤しながら物事を進めていくのが好きな人も活躍できると思います。

ここまでしてくれるから、あなたに任せたい
お客さまにそう思っていただくために

―これからチャレンジしていきたいことはありますか?

メンバーが増え、社内の情報や経験の蓄積、標準化が必要になってきているので、そこにチャレンジしたいと思っています。具体的には、マニュアル作成などが挙げられます。「これを見れば誰でも、ミスなく、安全にできる」というようなマニュアルを作り、さらに付加価値をつけてオペレーショナルエクセレンスを発揮できるようになるのが理想です。
また、今までに試したことのない手法で健診のお知らせを行ったり、より多くの人の健康につながるような施策を講じたりといったチャレンジも進めています。こうしたチャレンジは全て、お客さまにより満足していただくためのものです。私は、お客さまの「できてあたりまえ」のラインを満たして終わりではなく、そのラインを超えたものを提供したい。「ここまでしてくれるから、キャンサースキャンにお願いしたい」とお客さまに思ってもらえるようになるまで、組織やサービスを高めていきたいですね。

江川 倫弘事業開発本部 チームリーダー