Principles

行動指針

1.Earn:獲得する
英語には「得る・獲得する」を意味するたくさんの表現があります。その中でも「Earn」と「Entitled」の2つの表現は対照的です。Earnが「自ら努力を積み重ねて勝ち取るもの」というニュアンスがあるのに対して、Entitledは「自動的かつ平等に与えられるもの」というニュアンスがあります。
キャンサースキャンでは「Earn」を圧倒的に重視し、「Earn」する社員がたくさんのチャンスつかめるようにしたいと思っています。質の高い意思決定をもって成果を出す社員が、「次はこんなことをやりたい」「もっと裁量が欲しい」「もっと勉強したい」といった望みを持っているならば、それをきちんと叶えることを、創業以来とても大切にしてきました。これからもずっと、「Earn」する機会が社員に平等に与えられる、フェアな会社であり続けたいと考えています。

2.Professional:プロとして
プロフェッショナルとは、その人のもつ専門性の高さだけを意味するものではありません。その人のマインドセットと意思決定の質の高さを意味する言葉でもあると、私たちは考えています。
困難な状況下でこそ、その人のプロフェッショナル性が問われます。「リソース的に無理」「期限的に無理」「経験が無いから無理」と、色々な理由で諦めることもできます。しかし、どうすれば状況を打破できるかを考え、行動していくことも可能です。後者を選択し、打開策を考え、状況を変えていく能力とマインドセットこそが、まさに「プロフェッショナル」なのです。
また、困難な状況下ではチームの雰囲気も暗くなり、悲観的になりがちです。時にはいら立ち、メンバーとぶつかり合うこともあるでしょう。そのようなときに、自分たちがこの状況を変えられることを信じ、前向きに進んでいこうとする姿勢も、プロフェッショナルの表れだと言えます。
キャンサースキャンでは、この「プロフェッショナルであること」を重視しています。一人一人の社員がプロフェッショナルとしての自覚をもち、仕事に取り組んでほしいと考えています。

3.Start with why:なぜ?を問う
キャンサースキャンでは、常に「なぜ?」を問うことで課題やものごとの本質を捉え、より深い意義を見いだし、よりよい方法を生みだすことが可能になると信じています。
業務に追われると、過去のやり方や上司の指示に盲目的に従い、目の前のタスクをできるだけ早く片づけてしまいたい衝動にかられることもあります。しかし、そんなときこそ一呼吸おいて、そもそも何のためにこのタスクがあるのかを問うことで、より質の高いアイディアや意思決定につなげることができるのです。
「Start with why」は、チームの結束を固める上でもとても重要です。意見がぶつかったとき、誰かが想定しない行動をとったときに、この「Start with why」を思い出し、なぜ相手がこう思うのか、なぜこんな行動をとったのかを考えることができるからです。常に「なぜ?」を問う姿勢をメンバー全員がもつことで、チームとしての力が高まり、よりよい解決策や結果を導くことができると、私たちは考えています。

4.Hunger for impact:インパクトを渇望する
作業満足ではなく、結果満足を目指すこと。本質的なインパクトを起こすことをゴールとして、常に貪欲であり続けることが、「人と社会を健康に」というミッションを掲げるキャンサースキャンの社員として、必要不可欠な要素だと考えています。
しかし、それは「絶対に届かないゴールに向かってがむしゃらに進むこと」ではありません。ゴールに向かって努力し続ける姿勢は大切ですが、「いつか届くかもしれない」という漠然とした思いで闇雲に進んでいくだけでは、私たちの掲げるミッションは達成できません。常に「今の延長線上でゴールに届くのか」と自分に問いかけ、方法や方向を柔軟に変えていくことで、新しいアイディアとイノベーションが生まれます。そして、最終的に「結果満足」にたどり着くことができるのです。
また、目に見えるレベルでインパクトを起こそうとすると、多くの人を巻き込んでいく必要があります。自分一人では届かないゴールを目指すためには、反対する誰かを説得したり、多様な意見をまとめたりする苦労もあるかもしれません。しかし、インパクトを追求するためには、周囲と鼓舞し合い、時に周囲に支えられながら進んでいくことが重要です。メンバー全員が貪欲にインパクトを求め、一体となり、正しい方向に向かって努力を続けていくこと。これこそが会社、そして個人の成長につながると、私たちは信じています。

Core values価値観