Satoko Yanagisawa

いつまでも健康でいたい
その願いを叶えるために
エンジニアができること

―柳澤さんのバックグラウンドと、キャンサースキャンでのキャリアの変遷を教えてください。

大学では作曲を専攻していました。卒業後の進路を考えていた時に、小学生のころからプログラミングに興味があったことや、プログラミングと作曲に共通する部分があると感じていたことを思い出し、IT業界に関心を抱くようになりました。このような経緯から、大学卒業後は業務システムを開発している会社に入社しました。
その後、2社ほど転職を経験し、おもにWebアプリケーションやWebサイトの開発・運用などを行っていました。
キャンサースキャンに入社後はデータアーキテクトチームに配属となり、自治体専用のファイルストレージサービスやWordPressの保守開発・運用を行っていました。現在はデータ分析基盤の開発や、チームのマネジメントなどにも携わっています。

―キャンサースキャンに入社を決めた理由を教えてください。

私には小さい子どもがおり、その子どもを預けてでも働くのであれば、社会貢献性の高い事業に関わりたいと思っていました。そんなとき、キャンサースキャンという会社があることを知りました。
当時の私が何よりも強くひかれたのが、「人と社会を健康に」という会社のミッションでした。父の病気がきっかけで、予防医療の大切さを痛感していたからです。間接的にでも誰かの健康を守ることができるのだとしたら、この仕事にはとても大きな意義があるのではないかと考えるようになり、入社を決めました。

―柳澤さんの所属する、データアーキテクトチームの雰囲気を教えてください。どんなチームだと思いますか?

私のチームは、自分の意見や提案が言いやすい環境にあると思います。メンバーの話に真摯に耳を傾け、「もっとこうしたほうが良いよ」とアドバイスをしてくれますし、良いアイディアであれば積極的に取り入れてくれます。また、さまざまなITツールを使って情報共有を密に行っているので、チーム内の連携もしっかりとれています。

―キャンサースキャンのエンジニアリングだからこそ感じる、仕事のやりがいや会社の魅力は何ですか?

裁量権の大きさが魅力だと思います。会社全体としてのルールは最低限しか設けられていないので、メンバーは各自で会社のミッション・ビジョンの達成のために最適な方法を考え、実行しています。そのような社風のなかで、自分なりに技術を一つ一つ学んでいき、自分なりにそれを解釈し、熟考した結果がかたちになったときに、やりがいを感じます。そして、そのかたちになったものが誰かの助けになっていることがわかった時は本当に嬉しいですね。普段は実感しにくいのですが、そうした努力の積み重ねが、誰かの健康につながるのだと思うと、もっと頑張りたいという気持ちになります。

自分たちにとってのベストプラクティスを追い求めて
日々成長を続けるチームでありたい

―仕事で難しいと思うことは何ですか?

最近、データ分析基盤のインフラ改善に力を入れているのですが、自分のチームにとってのベストプラクティスは何かを見極めながら進める必要があります。
その際には、部分最適で完結させるのではなく、組織や事業の全体最適を必ず意識しなければならないので、その点に難しさを感じます。

―課題に立ち向かう時に、柳澤さんが大事にしていることはありますか?

プロジェクトが立ち上がった目的や背景に立ち返るようにしています。今発生している問題は、その目的や背景とどう関係しているのか、どのような影響をもたらしているのかを確かめ、対策を考えることを、特に重要視しています。

―キャンサースキャンに入って成長したと感じることは何ですか?

入社前はフロントエンド領域の仕事の比重が高かったのですが、キャンサースキャンに入ってからはインフラ領域の仕事が増え、実践しながら学んでいきました。こうして自分のスキルの領域を広げられたことは、大きな成長だと感じています。

―これからチャレンジしていきたいことはありますか?

エンジニアリングの側面では、大きく分けて2つあります。
一つはインフラ領域で自分たちにとってのベストプラクティスを開拓すること、もう一つはチームの組織化です。チームマネジメントに関わるようになったので、自分たちなりのチームをどうやって形成していくべきかを考えている最中です。
私は、この「チームの組織化」がとても重要だと考えています。今まではメンバーが個人で業務を調整して、個人で開発を行うスタンスでした。しかし会社の規模がどんどん大きくなっている今、もはやそういうフェーズではいけないと感じているからです。個人プレーでブラックボックス化していたことを、ホワイトボックス化していくことで、よりよいチームや組織づくりにつなげていきたいですね。

―柳澤さんは子育て中ですが、家庭と仕事とのバランスはとれていますか?

家事や子育てとの両立はやはり大変で、試行錯誤しながら毎日過ごしています。キャンサースキャンは子育て中のメンバーも多く、時短勤務などを遠慮せずに使用できるので、その部分は働きやすさを感じています。

―どんな人がデータアーキテクトチームに向いていると思いますか?

サービス志向で、ユーザーファーストなプロダクト開発に共感できる方が向いています。また、ユーザーによりよいサービスを提供するためには、技術面の向上も欠かせないので、常にスキルアップを目指す姿勢も重要です。新しいことにどんどんチャレンジしていく姿勢をもち、学習意欲の高い方が活躍できると思います。

出町 慎一執行役員 事業開発担当