15 Apr 2021

お知らせ

予防医療×マーケティング事業を推進するキャンサースキャン、最適な勧奨通知タイミングを算出する特許を取得

マーケティングやデータサイエンスのノウハウを生かし、約500自治体の予防医療推進支援を行うキャンサースキャン(本拠地:東京都品川区)は、新たに最適な勧奨通知タイミングを算出する特許を取得しました。本特許によるアルゴリズムを活用することで、キャンサースキャンが支援を行う自治体では、特定健診等の勧奨通知を対象者に送る際、AIが導き出す最適なタイミングで送付することが可能になりました。

■特許の詳細

特許の正式名称:勧奨通知最適タイミング算出方法及び勧奨通知最適タイミング算出システム

本特許は、自治体が特定健診等の対象者へ勧奨通知を送る際、対象者・日付毎の勧奨効果を算出できるアルゴリズムです。最も高いスコアの条件で勧奨通知を送ることで、受診率の向上が期待されます。
(注:アルゴリズムはディープラーニングと勾配ブースティング決定木を使用。)

■本特許取得の背景
現在、日本の平均寿命に対して、健康寿命(日常生活に制限の無い期間)は10年近く乖離があることが厚生労働省の発表から明らかになっています。さらに、同厚生労働省の発表では令和元年度の医療費は43.6兆円を記録するなど、日本の医療費は右肩上がりで増加を続けています。

このような状況に対し、「いかに健康寿命を伸ばすか」「いかに医療費を適正化するか」という予防医療に向けた問題は、日本にとって大きな課題のひとつです。
予防医療の効果が期待される取り組みとして代表的なものが、「※特定健診(特定健康診査)」の実施です。特定健診は、日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のために、40歳から74歳までの方を対象に行う、メタボリックシンドロームに着目した健診です。特定健診は各自治体から対象者に勧奨通知が送られ、対象者であれば無料もしくは1000円程度の自己負担で受診が可能な一方で、日本全体で見ても40%程度しか受診しない状況が続いていました。

そんな状況を受け、「同じ勧奨通知を送るにしても、最も高い効果が期待されるタイミングを算出することはできないか」という思いから、本特許を取得いたしました。本特許をもとに、各自治体の予防医療の受診率向上に繋げてまいります。

【キャンサースキャンとは】
キャンサースキャンは「人と社会を健康にする」をミッションとし、マーケティングと予防医療の専門知識を組み合わせた行動変容ソリューションを提供する企業です。これまで消費財の販促等に活用されてきたマーケティングのノウハウを予防医療業界に展開することで、各自治体が行う予防医療の受診率増加に繋げています。現在は約500自治体において、予防医療推進に向けた支援を行っています。

【本件に関するお問い合わせ先】
PR:楠橋(くすはし)/ Email:ako.kusuhashi@gmail.com

プレスリリース